どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

修学旅行初日で、骨折したオレ

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防府 天満宮

お正月、「山口放送」のラジオCMコンテストの作品を書いている。課題のスポンサー企業は、すべてローカル。まったく知らない。というか、「山口県」のこと自体をよく知らない。「山口か・・・、縁がないところだな~」とボンヤリしていたが・・・

あった。あった。超ド級の思い出が!

高校時代の修学旅行は、「山陽・山陰」。今から思うに、なんとも地味なものよ。初日の宿泊地は、山口県防府市防府天満宮で有名らしいが、よくは知らない。この修学旅行の初日に、俺は、左手首を骨折した。宿に到着後、部屋に入るとすぐに、鴨居を蹴る遊戯に興じた。当然、鴨居は少し高い。蹴るには、ジャンプしなけばならない。愚か者の俺は、「ライダーキック!」とばかりに、高く飛び上がり、そして着地した。その際、靴下を履いていて、下は畳。ズルっと滑った。その際、左手をついた。イヤな音がして、左手を見ると、曲がるはずないない方向に手首が曲がっていた。今でも、その時の何ともイヤな感じを覚えている。当然、病院に直行。付き添いは、随行していた可愛い看護婦さんと怖い怖い生活指導の教員。周囲の目は、「こんなアホ、見たことない」という感じ。俺自身もあまりのアホさ加減にヘラヘラするしかなかった。病院で治療後の帰り道、「防府天満宮」の近くを通った。その時、怖い怖い生活指導の先生様が、「ここは学問の神様だから、心の中で、大学受験の合格を祈ったらどうだ」との賜った。ひねくれ者の俺は、心の中で「うるさい、じじぃ」と叫んだ。その甲斐あって大学受験には二回も失敗する。

その後は、悲惨である。アイツはなぜ故に骨折したか?話は、紆余曲折し、尾ひれはいれがつき、最終的に「女風呂をのぞこうとして落ちた」ということになった。まぁ、高校生とは、そういうものさ。骨折した手首を固定する石膏に、「わたしは、女風呂をのぞこうとして骨を折りました」と書かれ、旅行を続けることになる。当然、記念の写真はない。唯一あるのが、松江城で撮影した写真。「おい、撮るなよ」という雰囲気がありありの写真が、今も手元に1枚だけある。貴重な青春の記録、なけわいか。こうして思い返すと平凡退屈な我が人生は、意外と波瀾万丈であった。

願わくば、山口放送のラジオCMコンテストで一番を獲り、最悪な山口の思い出をgoodに変えたい。精進。