どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

SJ

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国産ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」を手掛ける三菱航空機(愛知県豊山町)は、二〇二一年度の人員規模を百五十人程度にまで削減する方針を固めた。開発態勢は最大で二十分の一程度になる。
同社は正確な人員数を明らかにしていないが、最盛期の今年五月ごろまでは外国人や取引先企業からの技術者らを含め、国内外に二千〜三千人がいたとみられる。人員削減は契約の打ち切りや三菱グループ内の配置転換で対応する。中日新聞

スペースジェット(SJ)が、まだ三菱リージョナルジェットMRJ)と呼ばれていた時代に取材した。試作機に大村愛知県知事が乗り込み、県営名古屋空港から中部国際空港にフライトする場面で撮影するために。当時から、大村はこの事業に前のめりであった。リーマンショックの時に、軒並み自動車産業が被害を受け、法人税が大幅にダウンした苦い思い出があるので、次世代産業の「ジェット機」に藁をもつかむ思いであった。税金も随分つぎ込んだ。国も積極的に支援した。総額1兆円以上の税金が浪費された。それ故、事業を手掛ける三菱重工の子会社「三菱航空機」は、赤字を垂れ流しても、まったくの平気、潰れない。ベンチャーなら100%潰れている。これが、我々が生きる日本の現状だ。岩崎弥太郎も地獄で泣いている。大晦日に思う。