東京の日本橋に本社を置く、ある広告会社に入社した「和田さん」。
入社早々、彼は、ありとあらゆる「まちがい」をしでかすのだが、その「まちがい」は、年月とともに「増加の一途」をたどることになる。【まちがう人】
俺は、この「日本橋に本社を置く、ある広告会社」の名古屋支社に中途入社した。在職中、この人物を知った。直接おしゃべりする機会には恵まれなかったが（残念！）、その噂は名古屋にも伝わってきた。この本の元になった初めの「ワダダス」も見た。組合関係の集まりで遠目に拝見したことがある。まさか、ハードカバーになっているとは、知らなんだ。初めに見た「ワダダス」とは、破天荒さが、なりをひそめている。公に出版するには過激すぎたかも知れない。現在は会社を退職して、「浅草・歌舞伎まち歩き」ガイドという、フリーランスの観光開発プロデューサーしている。なんや、ようわからん。Facebookのお友達。
本の一節を無断転載（まぁ、かっては同じ会社にいたんだし・・・）
名古屋名物【味噌煮込みきしめん】を、間違って【にそ見込みきし き めん】と注文した。
「にそ 見込みきし めん」 でも、 通じ ます
「味噌 煮込み きし めん」
〇みそ にこみ きし めん
×に そ みこみ しき めん最初 に「 に」 と 発音 し た ため に、「 にこみ」 が「 みこみ」 になり、 その 動揺 から、 まちがえる はず の ない「 きし めん」 すら「 しき めん」 に なっ た。 だいたい「 に そ」 を「 見込ん で」 どう する のか。 そもそも「 に そ」 とは 何 だ？ ちなみに…、 これ でも ちゃんと 通じ て「 味噌 煮込み きし めん」 が 出 て き た。
・・・と、こんなトホホのお話が満載である。なんとも愛すべき人である。
中学の体育教師に同じタイプの人がいた。体育の授業中に放った一言、「この階段を登り上がりしろ！」なんたる、上昇志向。
