どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

富士には、名古屋がよく似合う

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稜線が優美な【プレイマウント】型と呼ばれる富士山すべり台は、なぜか名古屋に集中している。名古屋人の俺としては、日常生活であまり意識していない。公園に行けば、たいてい目にする。当たり前の遊具を思っていた。しかし、当たり前ではなく、【有り難し】の遊具である。富士山すべり台は全国にあるが、名古屋ほど集中して、しかも優雅な稜線の【プレマウント】型は、この地独特のものらしい。
昭和40年代~50年代に、名古屋市内に92基、東海地方全体では150基くらい造られていて、現存は、125基。名古屋の人口が急増したのがきっかけに、区画整理事業が行われ、団地や公園がたくさん造られた。公園に設置する遊具に、名古屋市役所の職員が【プレイマウント】という名でコンクリートの山を発注、その図面が富士山に似ていた。始めから富士山をイメージしていたわけではなかったらしい。
確かに、中学、高校時代を振り返ると、そこかしこで土地の造成がおこなわれていた気がする。

俺は、仕事中にこの富士山すべり台から転げ落ちた経験がある。ある撮影の現場で、やることがないで暇を持て余し、頂上からスーキーのように滑り降りようとしたら、靴がうまく滑らず転げ落ちた。幸い、怪我はなかったが、あの時のスタッフの白い目は、今でもよく覚えている。なんだか、ロクな人生じゃないな、我が人生!