おかめうどん
かまぼこ・しいたけ・青菜などの具を入れたかけうどん。
具の並べ方がおかめ（阿多福）の面に似るところからの名。
ある会議で。ランチタイムにさしかかったので、出前をとって、会議を続けようということになり、アシスタントの若い女性が、メンバーの注文も聞いて回った。俺のところにきた。
「おかめうどん」と告げた。女性の顔が、一瞬、キョトンとした。
そして、恐るべき事を言った。
「もう、ふざけないでください！」
いやいや、ふざけてない。俺は、おかめうどんが食べたいのだ。
「おかめうどんをお願いします」と俺は、再び言った。
「時間がないんですから、何が食べたいですか、早くおしゃって下さい」と完全に切れられた。口をしぼめて、俺を非難する表情は、まるで【ひょっとこ】。彼女は、【おかめうどん】の事をまったく知らなかった。説明しようと思ったが、めんどくせーので、
「じゃぁ、かつ丼」
彼女は、何も言わずメモをとると、次の人の注文を聞きに回った。やれやれ。
なんか最近、こんな事が多い、気がする。己の無知を棚にあげて、他人を批判する人々。「おめえが、アホなだけじゃん」と言ってやりたいが、角が立つからなぁ～。
ついでの蛇足。
【義務教育】を義務だと勘違いしている輩が多い。確かに義務だが、それは親、国が子供に最低限の教育を受けさせる義務であって、子供にとっては、教育をうける【権利】なのだ。そんな初歩的なことも知らず、義務教育＝子供の義務、という文脈で、脳たりんの事を平気で言う奴ら。たまたま時流に乗って、小金を稼いだ奴らに多い。挙句に
「義務教育って、ムダじゃないすか」とのたまう。やれやれ。檸檬の漢字が書けないアホはだまっとけ。俺も書けないけどね。
おい、お前のことだ、○○○よ！
はぁ～、年を取ると、怒りっぽくなっていけねぇや。このままだと、いずれは、【暴走老人】か。ためいき三回。