どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

【だらしない夫じゃなくて依存症でした】 我が妻が、読む。

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アルコール依存症の夫を、妻の立場から見た漫画。今の我が家と同じ設定。やれやれ。厚生労働省の依存症啓発事業の一環として企画されたいう、ユニークな出自を持つ。お役所の啓発事業なんて、普通はつまらない、ありきたりの作品になるが、この作品は、違う。はっきり言って、胸を刺す、佳作である。100%アル中の俺が言うのだから間違いないだろう。お役所の仕事だから、内容には間違いない。俺も実感する。
その昔は、厚生労働省のHPで閲覧できたが、今が削除されている。クリエイター向けのプラットフォーム【note】で、一部を読むことができる。
作者自身は、アルコール依存症ではないが、(まぁ、当然か)、買い物や対人関係、カフェインなど様々な依存に悩まされ、それを克服してきた経験があり、この作品が単なる依存症の危険を描く啓発漫画の枠をはるか超え、アルコール依存症患者、取り巻く周囲の人間、さらに【依存症】と診断された時の、不安や生きづらさを表現、そして胸を刺す。

で、この本を病院のケースワーカーが、我が妻に勧めていた。まぁ、余計なことをと思ったが、生姜焼き定食。なんたって、俺は、正真正銘のアル中だから。やれやれ。漫画の主人公は、アルコール依存症から回復した、ように見える。さて、俺は。明日は、どっちだ!