どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

オラは死んじまっただ

西村賢太、逝く

芥川賞作家【西村賢太】、逝く。芥川受賞の挨拶で「風俗に行こうと思っていた」と発言した、ナイスガイである。中学卒業後、アルバイトで生計を立てながら小説を執筆。2007年に「暗渠の宿」で野間文芸新人賞、2011年に「苦役列車」で芥川賞。大好きな作家だ…

太陽の季節、逝く

石原慎太郎。俺にとっては、「作家」より「政治家」である。【太陽の季節】も読んでいない。というか、ほとんどの作品を読んでいない。「作家」としては、二流であるというのが、俺の評価。 しかし、「政治家」としては、一流であった。歯に衣着せぬ発言が痛…

岡康道 逝っていた

WEBで【note】をぼんやり眺めていた。【岡康道】が死んでいたことを知った。2020年7月31日 、多臓器不全により63歳没。随分と昔のことだ。全然、知らなんだ。広告の現場から遠ざかるということは、こういう事か。唖然とした。 岡康道 1956年佐賀県に生まれ東…

銭っ子

水島新司、逝く。水島新司と言えば、「野球漫画」。しかし、吾輩のお気に入りは、「銭っ子」 花登 筐原作の、金!金!金!の漫画である。子ども心に、その徹底ぶりをよく覚えている。子どもが喜ぶ漫画ではなかった。巨万の富を手にしたかに見えた主人公に、…

鬼平、逝く。

鬼平犯科帳【人間国宝】吉右衛門 逝く。享年77歳。少し早いか。建て替え前の歌舞伎座、4階の500円席で【俊寛】を見た。洗練された学芸会という印象である。揶揄しているわけではない。地明かりの中、わかりやすい、研きに研いた舞台という意味である。できれ…

【喜多條 忠】逝く

かぐや姫の南こうせつと意気投合。アルバム用の作詞を依頼された。「締め切りは今日なんですけど」。急な依頼だったが、帰宅途中に神田川を見た。同川沿いの3畳一間のアパートで彼女と同棲していた学生時代を思い出した。一気に書き上げた。73年発売の名曲「…

甘ったれ、尾崎豊【十五の夜】の歌詞

君は、尾崎豊を知っているか。まぁ、30年も前に死んでいるから、知らない人の方が多いだろう。1992年26歳で突然死している。と言うことは、来年没後30周年か。少しは、話題になるかな。尾崎は、アル中で薬中だった。最後は、肺に水がたまる【肺水腫】で逝く…

ゴキブリを手で潰す。こんな男、ちょっといない。

久々に、ゴキちゃん出現。殺虫スプレーも面倒くさいので、手で潰した。まさに、映画【戦場の犬たち】のクリストファー・ウォーケン。ちょっと小さくて、子どもなのが、少々心が痛む。次は、デカい奴を潰すぜ!しかし、デカいやつは、動きが速いからなぁ~。…

本日、【木槿忌】。「字のない葉書」を読んで、泣く。

向田邦子【字のない葉書】抜粋 終戦の年の四月、小学校一年の末の妹が甲府に学童疎開をすることになった。すでに前の年の秋、同じ小学校に通っていた上の妹は疎開をしていたが、下の妹はあまりに幼く不憫だというので、両親が手放さなかったのである。ところ…

【向田 邦子】没後40周年。

飛行機嫌いなのに、皮肉にも台湾の航空事故で死ぬ。飛行機事故で逝くなんて、なかなかできないこと。なんだか、脚本家らしいか。享年51歳。8月22日の命日は、【木槿(むくげ)忌】。 わずか3作の短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞…

後輩【野沢 尚】を想う。

脚本家【野沢 尚】は、高校の後輩だ。野沢は、1960年生まれ、俺は57年。だから同じ時期には、在学していないが、一度、野沢に会ったことがある。二浪して、やっと早稲田大学第一文学部に入学した俺。夏休みに帰省していた折に、高校三年生の時の担任の先生か…