どんこのアル中 日記

名古屋在住の【年金生活者】。方丈記&徒然草。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【ありがとう】の反対の言葉を知っているか。

君は、【ありがとう】の反対の言葉を知っているか。【当たり前】である。 【ありがとう】は、「有り難し」という意味である。有る事が難しい。その反対は、有る事は簡単なこと、つまり【当たり前】である。私たちは、毎日の生活を【当たり前】と思って暮らし…

【ストロング系酎ハイ】は、質の悪い【ドラッグ】。

このところ、ストロング系酎ハイのTVCMが多い気がする。というか、垂れ流し状態だ。俺は、アル中だから、特に敏感かもしれん。TVを見ていると必ずお酒のCMは流れる。ドラマでも飲酒シーンのオンパレードだ。このストロング系酎ハイがヤバいのである。アル…

肝臓君が語る、【サルコペニア】。

【サルコペニア】とは、ギリシャ語で筋肉を表すサルコと、喪失を意味するペニアを組み合わせた造語だ。加齢などで筋肉量が落ち、筋力低下が起きた状態。 入院以来、俺の足の筋肉は衰え、【サルコペニア】状態。自分で簡単にチェックできる。ふくらはぎ周囲の…

アル中と【自立支援医療】制度。

自立支援医療精神科の病院に入院しないで行われる治療(外来、投薬、デイケア、訪問看護等)の自己負担額を軽減できる制度。 アル中もその対象になる。 俺の場合、市民税非課税、本人収入80万円未満の【低所得1】の分類になるので、月額の上限負担額は、2,50…

絲山秋子【ばかもの】を読む、馬鹿者。

久々に、絲山秋子を読んだ。アルコール依存症に苦しむ若い男「ヒデ」と、片腕を失った年配の女「額子」の再生の物語。100%の恋愛小説だ。アルコール依存症におちいった「ヒデ」の心情が、アル中の俺にとってはきつい。リアリティあふれるというか、リアルそ…

イギリスでは、コロナ禍でアルコール関連死が急増。

イギリスの国家統計局のデータによると、イングランドとウェールズで2020年、アルコールの乱用に関連した死亡者の数が16%増加。新型コロナウイルス感染症のパンデミックによるストレスが関係している可能性があるらしい。ロックダウン(都市封鎖)が各地で実…

【志ん生】と、酒と、俺。

朝五合 昼五合 夜一升。古今亭志ん生の酒である。 志ん生には、酒にまつわる逸話が多い。有名なのは、関東大震災の時の話である。地震で酒が地面にこぼれるといけないと思い、酒屋へ駆け込む。酒屋の主人はそれどころではないので、勘定をとらず、その場で一…

アル中【若山牧水】先輩の遺体は、死臭を放たず。

妻が眼を盗みて飲める酒なればあわてて飲みむせ鼻ゆこぼしつ セ、先輩!俺のことを歌ってくれたのですか!感謝感激雨霰!違うか。己のことか。牧水先輩は、大の酒好き。一日一升程度の酒を呑んでいた、まごうことなき アル中である。晩年は、「蜘蛛」の幻覚…

アル中ハイマー【山田風太郎】

【アル中ハイマー】とは、山田風太郎のオリジナル。アル中と認知症を掛けた造語。なかなかのセンスだ。さすが、ベストセラー作家。さて、アル中ハイマーは、毎晩、晩酌にウイスキーをオンザロックでボトル3分の1ほど飲み続けた。いきなりのウィスキーのオン…

【おかめ】を知らない【ひょっとこ】

おかめうどんかまぼこ・しいたけ・青菜などの具を入れたかけうどん。具の並べ方がおかめ(阿多福)の面に似るところからの名。 ある会議で。ランチタイムにさしかかったので、出前をとって、会議を続けようということになり、アシスタントの若い女性が、メン…

鴨志田 穣【酔いがさめたら、うちに帰ろう】を、再び読む。

あっという間に 三 ヵ月 が 過ぎ た。 酒 は いっさい 口 に し て い ない。 三 ヵ月 がんばっ た 自分 を ほめ て あげよ う と、 ひさし ぶり に 寿司 屋 に 入っ た。 もちろん 飲む のは〝 お茶〟 だけ。 腹 が 減る と 飲酒 欲求 が わい て 出 て く…

【浅野忠信】には、アル中がよく似合う。

NHK連続テレビ小説【おかえりモネ】、アルコール依存症に苦しむ浅野忠信の演技が切ない。脚本がよくできている。アルコール依存症のことをよく理解している。アル中100%の俺が言うのだから、間違いない。有無。最近はこのパターンが多いZ! 「台本を読みな…

😨【睾丸萎縮】BY肝硬変

これは、下品な下ネタではない。医学的見地から語る、魂の記録である。そこんとこ、よろしく哀愁。 最近、つらつら思うことがあった。 「あれ、俺の金玉、小さくなってねぇ」 有無。バットの方は、何年も前から、うんともすんとも言わないので、ボールが小さ…

【小津安二郎】も、アルコール依存症だったのさ。

小津安二郎の晩年の朝食は、黒ビールに生卵を落としたものだった。完璧なアルコール依存症である。撮影所にも、アルコールの匂いをさせて来たそうな。結局、ぴったり60歳の若さで逝く。頸部のガンであった。アルコールが、原因なのか、よくわからんが。 小津…

林真理子【小説8050】を読む。

「8050問題」とは、「80代」の親が「50代」の子どもと同居して経済的支援する状態をなぞらえた中高年ひきこもりを抱える世帯を象徴した言葉。コミュニティ・ソーシャルワーカーとして同現象に触れてきた大阪府豊中市社会福祉協議会の勝部麗子氏が名づけ親。 …

酒は、【百薬の長】ではない。【二百病の超】である。

以前、コロナ禍でアルコール依存症が増加しているというブログを書いた。doncoyasuo.hatenablog.comその後半篇。日本最大のアルコール依存症治療機関の久里浜医療センター院長の樋口氏曰く アルコールは少量であれば、特定の疾患についてはむしろ発症率が下…

鈴木保奈美 映画【カノン】を鑑賞す。

富山県黒部市に住む小学校教師の次女・岸本藍(比嘉愛未)、東京で夫と二人の子どもと暮らす専業主婦の長女・宮沢紫(ミムラ)、金沢で老舗料亭の若女修行をする三女・岸本茜(佐々木希)。祖母の葬儀で久しぶりに会った三姉妹は、遺書を開き、驚きの事実を知る。 …

【だらしない夫じゃなくて依存症でした】 我が妻が、読む。

アルコール依存症の夫を、妻の立場から見た漫画。今の我が家と同じ設定。やれやれ。厚生労働省の依存症啓発事業の一環として企画されたいう、ユニークな出自を持つ。お役所の啓発事業なんて、普通はつまらない、ありきたりの作品になるが、この作品は、違う…